「IBM i(AS/400)」のアプリケーション資産を不健康のまま近代化するのは危険です。
その対処のためのアプリケーション資産の健康改善、ダイエット方法を解説します。

不要な贅肉は健康を害さず落とそう

不要な資産のうち比較的簡単に特定できるものに、非稼働オブジェクトが挙げられます。
「IBM i」OSでは、オブジェクトの最終稼働日情報と稼働日数が記録されているため、使用されていないオブジェクトの特定が簡単なためです。
ですが、単純に廃止して削除することはできません。
例えばプログラムオブジェクトのある条件において、呼びだされる子プログラムであったり、ファイルであったりする場合があるからです。
廃止に伴う影響を分析、その他のオブジェクトに問題が無いことを確認して初めて削除が可能となります。
贅肉のみを落とすつもりが必要な栄養素も欠乏し健康を害すのと同様にシステムのスリム化も用心が必要なのです。

同じような持ち物は整理しよう

新規プログラムを開発する際、既存のプログラムをコピー、新しい仕様を満たすロジックに一部を変更するという手法を取ることも多いと思います。
開発スピードが非常に速く済むというメリットがありますが、元のロジックがそのままのルーティンは共通化できる可能性もあり、冗長資産となっています。

解析ツールを用いたダイエットと整理の具体例

不用な贅肉を落として同じような持ち物を整理できれば、現行システム維持にかかるコストや時間の削減となり、新しいシステムも生まれやすい資産に変革できます。
調査と廃止作業に時間がかかるという問題がありますが、「X-Analysis」を活用することで、廃止や共通化資産の特定とその影響分析を大幅に軽減できます。
前段で整理した不要資産をどのように特定、廃止影響分析するか具体例はリンク先をご覧ください。

(下記の画像をクリックしてください。 ZD-Netサイト)

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