X-Analysisの強力な影響分析機能で、導入以前の作業時間と比較して「50%」の生産性向上という結果をもたらしました。

コメリグループの基幹システムを支えるIBM i システムは19台と大規模であり、約150人いる開発者のうち、約60人がIBM iで稼働するシステムの開発・運用に携わっています。そこで稼働するプログラムの6割が「COBOL」、4割が「RPG」で記述されており、1年間に発生するプログラムの修正は、基幹システムだけで約500件、システム全体では約2000件に及びます。この頻繁に発生するアプリケーション改修の内容はすべてドキュメントに記録していますが、作業者にとって大きな負担となっていました。一つのプログラムを修正すると、どのプログラムに影響を及ぼすか?といった相関関係など、プログラムの仕様を綿密に調査してまとめることは手間がかかるためです。これを1年で約500件発生する基幹システムのプログラム修正プロセス全てにおいて行うことになるため、量という面からも作業者に重くのし掛かかっていました。X-Analysisの強力な影響分析機能はこれらを解決し、導入以前の作業時間と比較して50%の生産性向上という結果をもたらしました。

一方、開発担当者の年齢が下がっていることも懸念されていました。ベテラン開発者に比べてIBM iの開発経験が少ないため、プログラム修正による影響度の調査や工数の見積もりなど、作業に時間がかかってしまうことがしばしばあったためです。
X-Analysisの導入により、若手の開発者は、Windows上のGUIシステムでIBM iの従来のコマンドをあまり使いこなせていなくてもベテランに匹敵する調査が可能となりました。業務知識のギャップはツールでは埋められませんが、システムノウハウのギャップが埋められることにより、業務知識継承の時間も取れるようになり全体の底上げと次世代へのIBM i システムの継承に寄与しています。

事例|コメリグループ 株式会社ビット・エイ ~X-Analysisでプログラムを可視化・解析、開発生産性・効率性の向上を目指す

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