X-Analysis AssistantはRPG・COBOL・CLを自然言語でコード解析 | IBM iのコード理解を効率化



RPGだけじゃない!X-Analysis AssistantはCOBOLもCLも自然言語でコード説明します



IBM iシステムのモダナイゼーションや保守の現場では、RPGコードの可視化・解析が注目されがちです。
しかし、実際の運用環境には RPGだけでなく、COBOLやCLといった他の言語も混在しており、それらの理解やドキュメント化も同じように重要です。

本記事では、X-Analysis AssistantRPG・COBOL・CLの各言語に対応し、コードの説明を自然言語で行う様子をご紹介します。
それぞれのコードに対して、AIがどのように内容を解釈し、ユーザーに“読みやすく”“理解しやすく”提示してくれるのかを、画面キャプチャとともに解説します。

🧩 RPGコードの説明:ロジックの意図がスッと伝わる

RPGはIBM iの中核を担う業務ロジック言語として、多くの企業で使われています。
X-Analysis Assistantは、複雑なネスト処理やファイル操作、条件分岐なども含めて、RPGコードの意図を日本語で明快に説明してくれます。

💬 たとえば、「このルーチンは受注データを集計し、金額が一定以上のものを抽出しています」といった具合に自然な文で回答。

X-Analysis AssistantによるRPGコードの自然言語説明の画面キャプチャ

📺 COBOL画面プログラムの説明:対話型処理も読みやすく

今回の例で取り上げるのは、COBOLによる画面プログラム(対話型処理)です。
COBOLは帳票やバッチ処理のイメージが強いですが、画面制御やユーザー入力を伴う対話型業務にも使われています。

X-Analysis Assistantは、表示項目や入力チェック、処理フローなどを含めて、画面プログラム特有の構造も自然な日本語で説明してくれます。
「この画面で何をしていて、どんな条件で次の処理に進むのか」といった、ユーザー操作の意図や分岐の背景まで理解しやすくなります。

X-Analysis AssistantによるCOBOL画面プログラムの解析画面キャプチャ

⚙️ CLコードの説明:制御系ロジックにも対応

CL(Control Language)は、バッチ処理やプログラムの制御、オブジェクト操作など、日々の運用に欠かせない裏方的な存在です。

X-Analysis Assistantは、CL特有の命令文(例:RUNQRYやSBMJOBなど)も自然言語で説明できます。
どのような処理を行っているか、どのプログラムと連携しているかなど、文脈を持って理解することが可能です。

X-Analysis AssistantによるCLコードの説明画面キャプチャ

✅ まとめ:マルチ言語対応で“断片”ではなく“全体像”をつかむ

RPGだけでなく、COBOLやCLといったIBM iに不可欠な複数の言語に対し、X-Analysis Assistantは同じように対応しています。
単独のコード片を説明するだけでなく、システム全体の構造や呼び出し関係をふまえた解析ができるのも大きな特徴です。

「これ、何の処理だっけ?」「このCLの次に何が呼ばれるんだっけ?」
そうした日常の疑問に対し、自然な日本語で“AIに聞ける”という安心感は、開発・保守の現場で大きな力になります。


📝 次回予告:
次回は、X-Analysisの影響調査(Impact Analysis)やクロスリファレンスと組み合わせた活用方法をご紹介予定です。

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