単一のプログラムにおける内部ルーティン構造および、ILEのモジュール構造を図式化したものです。
RPG ⅢはOPM(Original Program Model)であり、RPG ⅣはILE(Integrated Language Environment)ですが、双方のプログラム内の構造を明確にできます。
また、CVTRPGSRCコマンドでRPG ⅢソースをILEソースに変換する、新規でILEソースを作成したがCALLによる外部プログラム呼び出しと内部サブルーティンでコーディングしているという状態は表面上はILEですが実質はOPMのままです。
このチャートでは、それらをモジュール化、プロシジャー化、サービスプログラム化するために現行の構造を調査するのにも有効です。
ILE化は運用やメンテナンス性においてメリットが多数ありますが、FreeFormat記述と合わさると、JAVAなどのエンジニアから理解しやすくなり、技術継承という面でも効果が期待できます。


特徴

内部ルーティン及び外部ルーティンの構造図式化
メインルーティン、サブルーティン、外部ルーティン(CALLしている外部プログラムオブジェクト)をソースコード内の記述順に構造図式化します。






コピー句展開による解析
ソースコード内のルーティンがコピー句である場合も展開して解析されます。

 
ILE構造図式化
ILE(Integrated Language Environment=統合言語化環境)で開発されたプログラムオブジェクト内のモジュール及びプロシジャー構造を図式化できます。ILEではプログラム・ソースからコンパイルして生成するのはモジュール・オブジェクト(*MODULE)です。生成した1つ以上のモジュールをバインドすることで、プログラム・オブジェクトを生成します。モジュールは、更に、1 つ以上のプロシージャーを含みます。

 
ソースリンク機能
チャートに表示されたルーティンのボックスから、ルーティン箇所のソースコードを見ることができます。
スクロールで当該ルーティンの他の箇所も参照可能です。






ルーティン横断検索機能
内部ルーティンのボックスの場合、他のソースメンバ―で同名のサブルーティンを使用している箇所(ソース行)を検索できます。
同名でソースの中身も一緒であれば、外部プログラム化や、ILEプログラミンにおける共通化、部品化につながります。