元来、ERモデル(実体関連モデル)で設計されていないIBM i (AS/400)システムを、プログラムソース、論理ファイルなど現行リソースを解析し、ER図の物理モデルをリバースしたものです。

特徴

キーフィールドの名称が違う場合の対応

多くのIBM iのユーザーにおいて、ファイルフィールド名称はファイルごとにユニークにしている場合が多く見受けられます。
このような場合、一般的なERモデルのリバースツールではデータモデルを作成することができません。
X-Analysisは、プログラムソース内のデータ制御系命令(例:RPGの場合、CHAIN、READE)に設定されているファイル、フィールドを解析しファイル間の関連性を抽出します。
(キーフィールド名称が同じである前提の解析も可能です)






日々のメンテナンスから将来構想まで
関係性があるということは少なくとも1本以上のプログラムが関係をつないでいるということになります。
例えば、これは、マスターファイルなどの変更に伴う関連トランザクションファイルの影響範囲を迅速に把握することにつながります。
また、将来のモダナイゼーションに備えて、そのままのデータ設計で踏襲できるか見極めることにも使用できます。


データ辞書作成
データモデルの各構成要素をリスト出力します。
データの関係性やファイルの枠を外したフィールドの一覧など、データモデルに関する情報を素早く入手し分析することができます。
テキストやカラムヘディングも整理されており、文字列検索が可能です。
例えば、複数のファイルにまたがった同じ意味のフィールドの特定などに利用できます。
また、ファイルの関係をつなぐキー項目の変更に伴う影響情報を素早く入手し分析することもできます。