フィールド検索機能とは

X-Analysisでは、ソース行の文字列検索において強力な絞り込み機能があることを別記事でご紹介しましたが、例えばフィールドIDに「UPD」を含むものだけを検索したい場合では、UPDを含む命令文なども検索結果に入ってきます。


このような場合、「文字列」ではなく「フィールド」に関する記述だけに絞り込んだ検索ができると良いのですがX-Analysisでは、実装されています。

「UPD」を含むフィールドに関連する行だけが抽出されました。(抽出件数も変わっています)

只、この結果において「MOVEL」命令で例えばフィールド「Z1UPDN」は別名変数に代入をしたり、されたりしていますが、影響調査では、この別名変数の他の変数などとの関係を追跡しなければならない場合があります。これは最終到達箇所まで、繰り返し検索を行わなければならないことと、その間の経路が枝分かれしていくことが通常なので単純な検索では、工数的にも方法的にも、全てを正確に網羅できない場合が多く見受けられます。

ファイルフィールドの使用箇所機能とは

このように直接的なフィールドの記述箇所以外の関連箇所を把握したい場合には、ファイルフィールドの使用箇所機能が使えます。

例えば、先ほどのフィールド検索機能の結果にはDDSのフィールド記述箇所も抽出されています。

「Z1UPDN」を記述した抽出行をクリックすると、ソースの全体が表示されます。

「Z1UPDN」にマウスポインタを合わせ右クリックで「ファイルフィールドの使用箇所」機能が起動します。