IBM i(AS/400)解析ツールのあらゆるオブジェクトを起点とするデータフロー機能の違い

データフローとは、情報システムを通るデータの流れを図式化したものであり、インプットとアウトプットがどのような情報なのかを示し、データがどこから来てどこに行くのか、どこに格納されるのか、どこで更新されるのかを記します。
この機能に関しては、他の解析ツールでは実装されていません。
X-Analysisはあらゆるオブジェクトを中心としたのデータフローを可視化、図式化することが可能です。


X-Analysisのあらゆるオブジェクトを中心としたデータフローの表現

オブジェクトレベルの情報の流れを図式化

一つのチャート表現とスピーディーな中心となる視点切替であらゆるオブジェクトのデータの流れを掴めることができます。
視点切替は表示されているオブジェクトのボックスをダブルクリックすることで簡単に実施できます。

例えば、プログラムを中心に図式化した場合、まず、プログラムの親子関係を表示します。
左に親プログラム群、右に子プログラム群が配置されます。
また、アクセスしているファイル、装置ファイル、データエリアなども、インプット、アウトプット、アップデート別に整理されて表現されます。

プログラム中心の表現



 

親プログラムがジョブスケジューラー登録されている場合も、その区別をつけて呼び出し関係を下記のように表現します。

プログラム中心の表現(親がジョブスケジューラーの定義)



 

パラメータ及びフィールドレベルの情報の流れを図式化

詳細表示機能を使うことで、プログラムの親子関係において受け渡されるパラメータを把握できます。
また、アクセスしているファイル、装置ファイルに対しては使用しているフィールドをインプット、アウトプット、アップデート別に一つ一つ表現します。

プログラム中心の表現(パラメーター及びフィールド展開)  



あらゆる種類のオブジェクトを中心に指定可能

物理ファイルを中心に据えることで、そのファイルを使用しているプログラムやQRY等全てをインプット、アウトプット、アップデート処理別に整理して表現します。
また、アクセスパスとして、関連のある論理ファイルも記載されます。
詳細表示機能により、プログラムが使用するフィールドも把握できます。

物理ファイルを中心とした表示(フィールド展開)



 

アクセスパスとなる論理ファイルを中心にすることもできます。

論理ファイルを中心とした表示(フィールド展開)



 

QRYを中心にすることで、プログラムと同じように関連ファイルと使用フィールドを図式化できます。

QRYを中心とした表示(フィールド展開)